
家の印象を決める玄関において、「注文住宅を建てるなら、玄関をおしゃれに仕上げたい」と考える方も多いのではないでしょうか。一方で、家族で使うと靴や傘があふれやすく、見た目と使いやすさの両立に悩むケースも少なくありません。
本記事では、おしゃれな玄関の特徴やつくる際のポイント、後悔しないための注意点などを解説します。玄関づくりにこだわりたい方は、ぜひ参考にしてください。
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この記事を読んでわかること
– おしゃれな玄関に共通する特徴
– 素材・照明・収納・間取りを工夫した玄関づくりのポイント
– おしゃれな玄関で後悔しないための注意点
– おしゃれな玄関を取り入れた注文住宅の施工事例
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おしゃれな玄関の特徴

おしゃれな玄関には、いくつかの共通点があります。ここでは、注文住宅で目指したいおしゃれな玄関の特徴を3つ見ていきましょう。
家全体のテイストと統一感がある
玄関は来客が最初に目にする場所であり、住まい全体の第一印象を左右します。玄関だけを独立してデザインするのではなく、外観や室内の雰囲気と調和させることが大切です。ナチュラルやモダン、和モダンなど、家全体のテイストを明確にしましょう。そのうえで、色や素材の方向性を揃えると洗練された玄関になります。
生活感がなくすっきりしている
おしゃれな玄関に共通するのは、装飾の多さではなく視覚的な情報が整理されたすっきりとした印象です。靴や傘、日用品があふれていると、内装にこだわっても雑然と見えてしまいます。「見せる物」と「隠す物」を区別して整理すると、空間の美しさが引き立ちます。
デザインと使いやすさが両立している
玄関は家族が毎日使い、来客を迎える場所でもあるため、日常の使いやすさも欠かせません。靴の脱ぎ履きや出入りがしやすく、暮らし方に合った空間であれば快適に使い続けられます。おしゃれさと機能性を両立させることで、暮らしやすさも実感できる玄関になるでしょう。

注文住宅でおしゃれな玄関をつくるポイント

注文住宅は、間取りや素材を自由に選べる点が魅力です。ここでは、おしゃれな玄関をつくるポイントを「内装」と「間取り」に分けて紹介します。
内装のポイント
内装のポイントは以下のとおりです。素材や照明、窓に加え、外まわりとのつながりも意識しましょう。
床材・壁材は色と素材感を組み合わせる
床や壁は玄関の印象を大きく左右するため、色だけでなく素材感まで考えて組み合わせましょう。タイルや石は高級感、モルタルは無骨な雰囲気、木目はぬくもりを感じさせます。ベースの色を決めたうえで一部に異なる素材を取り入れると、単調にならず個性を出しやすくなります。廊下やLDKなど、家全体とのつながりも意識してみてください。
照明で玄関の雰囲気を演出する
照明には玄関を明るくするだけでなく、雰囲気や素材の見え方を演出する役割があります。ダウンライトなどのベースの明かりに、壁や飾り棚を照らす間接照明を組み合わせるのがおすすめです。ペンダントライトのように、器具そのものをアクセントにする方法も選択肢の一つです。光の当て方で壁に陰影が生まれ、奥行きのある印象をつくれます。
窓や吹き抜けで開放感を演出する
玄関に窓を設けると自然光を取り込みやすくなり、明るく開放的な印象をつくれます。天井近くの高窓や床に近い地窓など、窓の位置によって光の入り方や視線の抜け方が変わる点もポイントです。吹き抜けを設ければ、床面積を大きく変えずとも縦方向の広がりを演出できます。窓と吹き抜けを組み合わせれば、光と高さの両方から玄関を印象的に見せられるでしょう。
玄関ドア・ポーチ・アプローチまで外観と調和させる
おしゃれな玄関は、室内だけでは完結しません。玄関ドアの色・素材・デザインは、外壁やエクステリアと調和させましょう。門から玄関までのアプローチも第一印象をつくる要素のため、建物に合う素材や植栽を選ぶのがおすすめです。ポーチの庇(ひさし)や照明も含め、一連の景観としてデザインすると統一感が生まれます。
間取りのポイント
次に紹介するのは、間取りを工夫するポイントです。玄関づくりのポイントとして、収納や動線、視線の抜け方を工夫しましょう。
シューズクロークで生活感を隠す
シューズクロークとは、玄関横に設ける土間続きの収納スペースです。靴だけでなく、傘やベビーカー、アウトドア用品などもまとめてしまえるため、玄関ホールをすっきり保てます。収納を通り抜けて室内へ入るウォークスルー型にすれば、家族用の動線にもなります。家族構成や収納したい物をあらかじめ洗い出し、必要な収納量を確保しましょう。
家族と来客の動線を分ける
来客用と家族用の2つの動線を設けた2WAY玄関にする方法もあります。来客は玄関ホールからLDKへ、家族はシューズクロークを経由して室内へ入る動線にすると、生活用品が来客の目に入りにくくなります。家族用動線をパントリーやファミリークローゼットにつなげれば、買い物帰りの荷物もすぐに片付けられて便利です。単に動線を分けるのではなく、家族の帰宅・外出と来客対応、それぞれの使い方を想定して設計しましょう。
玄関から見える場所を意識して間取りを決める
玄関ドアを開けた瞬間に何が見えるかを意識して、周辺の間取りを考えましょう。正面にニッチや飾り棚、窓、階段などを配置すれば、視線の先に「見せたい物」をつくれます。一方、洗面室や収納など生活感が出やすい場所が見える場合は、建具や壁で視線を調整することが大切です。注文住宅であれば、単に玄関を広くするだけでなく「入口からどこに視線が抜けるか」まで設計できます。
土間とホールのつながりを工夫する
玄関の印象は、土間と玄関ホールのつなげ方でも変わります。限られた面積でも奥行きを感じたい場合は、土間をL字型にしたり、上がり框(あがりかまち:土間と床の段差部分に取り付ける横材)の形や位置を工夫したりする方法が有効です。土間とホールを視覚的・空間的につなげれば、複数人が同時に出入りしやすい玄関にもなります。広さだけを増やすのではなく、土間・上がり框・ホール・収納の配置を一体的に考えることがポイントです。

玄関をおしゃれにするために活用したいアイテム

アイテムの取り入れ方でも、玄関の印象は大きく変わります。ここでは、玄関をおしゃれにするために活用したいアイテムを4つ紹介します。
ニッチ・飾り棚
ニッチは、壁の一部をへこませてつくる飾り棚です。小物や季節の花などを飾れば、限られた玄関スペースでもインテリアのアクセントを加えられます。飾る物を限定して余白を残すと、すっきりした印象を保てるでしょう。
姿見
姿見を設置すると、外出前に身だしなみを確認できます。鏡が光や空間を映し込み、玄関を広く感じさせる効果も期待できるでしょう。壁掛けタイプであれば、床のスペースを圧迫しにくい点もメリットです。大きさや設置位置は、動線や周囲とのバランスを考えて決めましょう。
観葉植物・アート
観葉植物やアートは、玄関に自然の彩りや個性を加えてくれます。無機質な玄関には植物、シンプルな空間にはアートなど、テイストに合わせて選ぶとよいでしょう。鉢や額縁まで雰囲気を揃えると、一点でも視線を集めるアクセントになります。
間接照明・ペンダントライト
間接照明は、壁面や足元をやわらかく照らし、玄関に落ち着いた雰囲気を演出できます。一方、ペンダントライトは器具そのものがインテリアのアクセントになるため、玄関のテイストに合わせてデザインを選ぶとよいでしょう。

おしゃれな玄関で後悔しないための注意点

デザインにこだわった玄関でも、住み始めてから後悔するケースは少なくありません。ここでは、事前に押さえておきたい注意点を4つ解説します。
おしゃれさだけでなく収納量を確保する
どれだけデザインにこだわっても、靴や傘、ベビーカーなどが出しっぱなしでは、おしゃれな状態を維持できません。家族の人数や靴の数、玄関に置きたい物を事前に洗い出し、必要な収納量を確保しましょう。子どもの成長による持ち物の増加も考慮し、「何をどこにしまうか」まで具体的に考えることが重要です。
掃除やメンテナンスのしやすさも確認する
玄関は土や砂、雨水などが入りやすく、日常的な掃除が欠かせない場所です。素材はデザイン性だけで選ばず、汚れの目立ちやすさや掃除のしやすさも確認しておきましょう。凹凸や目地の多い仕上げは、おしゃれな一方で掃除の手間が増える場合があります。屋外に近い部分では、耐候性や経年変化もチェックしておくと安心です。
採光・防犯・プライバシーにも配慮する
窓やガラスは玄関を明るくする一方、外からの視線や防犯面で不安が生じる可能性があります。窓の大きさ・高さ・位置を工夫し、必要に応じて型板ガラスなどの目隠しを検討しましょう。玄関ドアや窓は、侵入までに5分以上かかるなど一定の防犯性能が評価された「CP部品」を選ぶのも一つの方法です。玄関ドアやポーチの配置も含め、光を取り入れることと視線を遮ることのバランスを考え、道路や隣家からの見え方も確認してください。
実物を見て素材や広さを確認する
図面や写真だけでは、玄関の実際の広さや素材の質感、照明による見え方をイメージしにくいものです。モデルハウスや住宅展示場で、玄関に立ったときの広さや視線、収納の使いやすさを体感しましょう。特に床材や壁材は、カタログだけでなく実物サンプルで色や質感を確かめることが大切です。家族で見学し、靴の脱ぎ履きやすれ違いも想定してみてください。

おしゃれな玄関の施工事例
ここからは、リパーロの施工事例から玄関にこだわった住まいを3つ紹介します。家づくりのヒントにしてみてください。
事例①玄関からの動線と視線に配慮した、2階リビングの住まい

明石市に建つ、2階リビングの住まいの事例です。玄関正面には石目調のダークグレーのタイル壁を設け、空間を引き締めるアクセントにしています。壁を境に、片側は浮いたような段差を上がる玄関ホール、もう片側は可動棚やハンガーパイプを備えたシューズクロークへと続く構成です。来客の視線を正面の壁で受け止めながら、家族用の動線も確保しています。
施工事例:玄関からの動線と視線に配慮した、2階リビングの住まい
事例②ガラスと鉄骨階段が印象を高める、重厚感のある邸宅

西宮市に建つ、2種類のサイディング外壁材で重厚感を表現したデザイン住宅です。玄関を入ると大きなガラス扉とFIXガラス(開閉できないはめ殺しのガラス)が迎え、視線の抜けと光の入り方を整えました。廊下から1段上げた鉄骨階段の上り口は、日常の動線にありながら別空間のように見せる工夫です。
事例③three-story court house

大阪市に建つ、32坪の土地を最大限に活かした中庭のある3階建て住宅です。1階には車3台分のガレージと玄関ホールを配置しました。玄関ホールの壁には外壁と同じ石のタイルを張り、内と外をつなげることで、来客を迎えるにふさわしい重厚で上質な空間に仕上げています。石壁に設けた照明付きのニッチや、足元を照らす間接照明も奥行きを感じさせるポイントです。
おしゃれな玄関を実現して暮らしの満足度を高めよう
おしゃれな玄関をつくるには、家全体の統一感や生活感を隠す収納、使いやすさとの両立が欠かせません。素材や照明、間取りを上手に組み合わせれば、毎日の帰宅が楽しみな玄関になるでしょう。
兵庫でデザイン注文住宅を手掛けているリパーロは、建築家によるこだわりのデザインと設計力でライフスタイルに合わせた住まいを提案しています。姫路・加古川の展示場では、素材の質感や空間の広がりを体感いただけます。理想の玄関づくりに向けて、ぜひ資料請求や来場予約などをご検討ください。