RIPARO

RIPARO WORKS

自然石に囲い込まれた家_姫路リバーシティ展示場

壮大な石の壁が敷地を囲い込み、高低・方向を変えながら外から内へと繋がっていく迫力のある住まい。石垣のように積み上げられた壁、その上部や隙間から見え隠れするガラスの窓、浮いたように見える庇など、「面」と「箱」が重なり合うように構成されています。

この自然石の壁は、世界文化遺産 国宝姫路城にも使われている地元の銘石「竜山石」を採用。
また、エントランスのアプローチは太鼓橋をイメージしたデザインとなっており、日本の伝統的要素を取り入れた風格のある佇まいです。

この展示場の特徴は、空間に"アソビ"を取り入れた2階建て5層構造の立体空間。中庭を起点に半地下からステップアップしていくことで、違うフロアにいる人同士が気配を感じながらもお互いの視線は直接合わない、「視界の抜け」と「視線のズレ」を意識した心地よい関係を実現しました。

室内は、ヘリンボーン張りの無垢フローリングや装飾性の高いモールディングなど、20世紀ヨーロッパの感性を取り入れた"アール・デコ調デザイン"。
日本古来の石壁と融合して品位ある造形美をつくり出しています。

流行を追い求めるのではなく、住まいの本質を追求したリパーロ 姫路リバーシティ展示場。素材そのものの色ムラや粗荒さを生かしたデザイン空間は、時代に風化せず、時を重ねるごとに深みを増していきます。